スマートコントラクトのデプロイ

次に、Milkomeda C1サイドチェーン上にSolidityスマートコントラクトをデプロイする方法を説明します。今回は、Remix IDEを使ってコントラクトをデプロイする例をご紹介します。

​はじめに、Solidityスマートコントラクトのファイルを作成します。Remixウィンドウの左側ペインで「Contracts (コントラクト)」フォルダを選択して、中央のパネルの「New File (新しいファイル)」ボタンをクリックします。

新しいSolidityスマートコントラクトのファイル名を入力します。ファイル名は任意のもので構いません。この例では、ERC-20スマートコントラクトをデプロイするため、ファイルを「Test_ERC20.sol」と名付けます。ファイル名を入力して、Enter (入力) を押します。Solidityコードを入力する編集パネルにカーソルを動かし、以下の通り入力します。

pragma solidity ^0.7.0;

import "https://github.com/OpenZeppelin/openzeppelin-contracts/blob/v3.4.0-solc-0.7/contracts/token/ERC20/ERC20.sol";

contract Token is ERC20 {

    constructor () ERC20("Token", "TKN") {
        _mint(msg.sender, 1000000 * (10 ** uint256(decimals())));
    }
}

次に画面左側の「Solidity compiler (Solidityコンパイラ)」アイコンをクリックして、コンパイラのバージョンを選択し (この例では0.7.6+commit.7338295fを使用します)、以下の通り「Compile Test_ERC20.sol (Test_ERC20.solをコンパイル)」をクリックします。

左側の「Deploy and run transactions (トランザクションをデプロイして実行)」アイコンをクリックしたら、以下の通り「Environment (環境)」のプルダウンから「Injected Web3」を選択します。MetaMaskの画面が表示されるので、「Next (次へ)」をクリックし、次に「Connect (接続)」をクリックしてC1ウォレットをRemixに接続します。

MetaMaskウォレットの接続を完了したら、「Deploy (デプロイ)」ボタンをクリックして、Milkomeda C1サイドチェーンにスマートコントラクトをデプロイします。

MetaMaskでトランザクションを確認します。

Remix IDEの画面の左側の「Deployed Contracts (デプロイされたコントラクト)」の下に、次のように表示されます。

Last updated